働く母@30代後半が思うこと。

会社員+3歳児の母=働く母(ワーキングマザー?)の徒然日記です。

社会における男女差別。

男女差で社会への関わりかたがどうこう言う時代じゃないが、まだ差別が残っているのは事実。高校生まではつっぱっていられても、社会と近づいていくと痛感させられる場面が増える。

「世の中」は女性に不利にできており、純粋な実力では越えられない。
最初にそれにぶち当たったのは大学の部活だった。男子部に比べていい枠の練習場が取れない。体力が少ないから、運転距離の長い遠方の練習場も頻発して取れない。
じゃあどうするか。
私達が秀でていたのは、礼儀正しく、明るく、和やかに接することだった。中でももっともそれに秀でた人に練習場のおじ様との交渉を託す。バレンタインも欠かさず。県の連盟の方への挨拶もかかさないことで、随分可愛がっていただいた。
そこまで大きな組織でもないので、人とのつながりは重要だった。私達の部は周囲の大人に助けて頂き、成り立っていた。成り立たせるために、私達は女性であることを上手く利用したと思う。

社会はもっと不平等で、女子が当たり前のようにお酌する文化が残っていた。しかもそれを1つ上の先輩が受け入れていた。想像以上の世界だった。
かと言って別に悪い人の集団というわけでもない。皆さんとても親切で、お酌するかわりに随分ご馳走してもらったと思う。中でも、とても性格の穏やかなおじ様がおっしゃったことはこの状態をうまいこと言い表した。
「安いホステスだよね」。
いつも気をきかせてくれてありがとう、といったポジティブな意味を含んでのコメントだった。さすがにご本人も、別の意味にも取れるときづかれたのか、焦って言葉を重ねられていたが。

安いホステス。
いい得て妙であった。
こちらも必死であがらうわけでもなく、割安の宴会を楽しんでいたのだから。漠とした差別を女性側が受け入れてしまっていたのだ。
私ももめるのは面倒なので、流されたが。

みんな平等なんてあり得ない。
差別がないほうがいいに違いないが、男女がまったく同じになるのはまだまだ幻想だ。特にその立場をうんといいように活用している40代以上の男性には特に。
社会に出てつっぱって、そんな男性
を変えるほど踏ん張るのはかなり大変だ。

ただそんな差異が存在した会社はなくなり、 お世話になった上司の助けもあって、 もう少し男女が平等な会社に私は移った。仕事はうんとやりやすく、やりがいも増えた。
つっぱって孤立していたら開けなかった道。

社会を根こそぎ変える覚悟がないのであれば、うまく渡っていくことを覚えることをお薦めする。
そうすれば、男女差別は差異となり、女性にもきっと有利に働くに違いない。

とかいていたら、タイムリーな記事を発見。

現代に“フェミニズム”は必要ない? 若い女性の間で反対運動が起きている理由|ウートピ http://gunosy.com/g/gFCwr

若い女性は必要ないと主張するフェミニズム、年齢を重ねた女性は知っているフェミニズムの必要性、私は後者の領域に入っている。
もう若い女性じゃない(笑)。